キャリア×MBA×IT

過去、現在、未来の整理。MBA進学に向けた記録

キャリアビジョンを考える

キャリアビジョンを見つめ直す為、ワークショップ@StartUp Hub Tokyoに参加。

 20171118日(土)に一般社団法人GoodTryJAPANが主催するワークショップに参加してきた。目的は、キャリアビジョンが分からなくなったから、また見つめ直すためである。

参加者は大学生2名、中学生2名、社会人2名、講師3名で小規模な分、全員で会話の弾む会であった。
少なからず、答えは見えてきたのでとても良かったと思う。

ワークショップの内容は、以下のとおり。

  1. セルフクエスチョンワークショップ
  2. 座談会
    (1)「やりたいことが分からない」とき、どうするか?~「自分の本音」に気づくために行なうアプローチとは~
    (2)本音に気づいた後、どうやって行動に変えていくのか?

セルフクエスチョンワークショップ

ここでは、「HEART」「HEAD」「HUSTLE」という3つの領域に分けて自問自答を行ない、ワークシートに書き出す作業を行なった。

まず「HEART
 自分が何にワクワク・ドキドキするのか、関心を示すのか。端的に言えば好きな物、事を整理する。

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続いて「HEAD
 自分の能力や周囲から見た自分のポジション。これは自分だからこそ貢献できる事を整理する。
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最後に「HUSTLE
 「HEART」「HEAD」をかけ合わせて、職業や団体、活動を考える。

私が作成したシートが以下である。

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色々と考えた(帰ってからも考えた)結果、見えてきたのは”成長”というキーワードだった。

「自分が成長することで、関わる人間(他者)が成長し、その人間が関わる組織(他社)が成長し、その組織が関わる世界/分野が成長する。」自分以外の成長を支援することで、自分一人では辿り着けない世界まで成長させることが出来る。それこそが私のやりたい事なんだと気づいた。

「で、成長させるって何するの?」となるほどに抽象的だが、私としては前に進むために十分な方向性が見えた。

座談会

ここからは、イスで円を作っての座談会。ここでは、各講師達の経験を踏まえた行動の起こし方が語られた。

【講師陣】
GoodTryJAPAN代表の中野修二さん(元リクルート、キャリアコンサルタント資格所有)
・カタリバの瀬川智孝さん。(元教師、中高生向けの秘密基地 b-labの運営に従事)
MIRAI TOKYOマネージャの照井翔登さん(元大学生、なりたい自分を見つける塾を秋田で運営)
ファシリテーター
GoodTryJAPANの田島さん 

「やりたいことが分からない」とき、どうするか?~「自分の本音」に気づくために行なうアプローチとは~

①やりたい事がわからなくて悩んだ事があるか、それはどんな時か
②①のモヤモヤをどのように解決したか

講師の方々の意見としては、「決め打ちでもいいから、悩みを解消できそうな事をやってみる」ということだった。

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 中野さん
リクルートに入社して新卒採用事業を担当していたが、突然ブライダル部門に異動になった時に悩んだ。

・社会を何も知らず、ブランドのように表面的なイメージだけで就職先を選んでしまっていた自分に気づいた
・自分の周りに目を向けて、社会がどのようになっているのか考えるようにした
・そこで、周りを見るなら日本一高い場所だ!と思い、富士山登頂を決意。なんでも出来ると自信がついた
・やろう、やってみたいという自分の本音を行動に移し、全国のボランティアや世界旅行を敢行することで、リクルートの仕事に対する比較対象が出来た。

瀬川さん
・教師になって生徒と向き合う日々を送っていた時、ふと「自分は教師になって何をしたかったのか?」と考えるようになった。

・自分の向き/不向き、生徒に提供していて納得感のあるコンテンツが何であるのかを整理するため、多くの本を読み、イベントに参加して会いたい人に会い、組織の枠を越えた活動に踏み出した。
・そこで自分の本音、自分として心地よいもの、場所を見つけた。

照井さん
・大学1年の時にあるイベントに参加、帰りにふとやりたい事が分からなくなった。「自分は何がしたいんだろうか」

・様々なイベントに参加して、色んな人に会い、失敗は多くてもいいことを知った。
・人類100年時代と言われる現代、ストレートな進学にこだわる日本の文化は理解できず、様々な活動に打ち込むことを決めたが、間違えていないと思っている。
・ヨーロッパでは若いうちにボランティア等の活動を通じて社会を知り、20代で学位取得が当たり前。  

本音に気づいた後、どうやって行動に変えていくのか?

講師の方々の意見としては、「手放す事」「言葉にして行動する事」「100%を求めない事」ということだった。

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中野さん
・必要な事は、「手放すこと」。

・手放さないと何もつかめない。もっと広い世界を見たいと思い理系院卒後の研究者の道を手放した。理系から営業なので、専門性も手放している
・でも手放すのは多大なエネルギーが必要。次に自分が手にする物、事で誰にどんな価値を届けたいのかを十分に考えて行動すべき。
・今この仕事をしているのは、過去の自分を救いたいから。アンマッチな環境で働き、明確な目的もなく勉強するといった時間も労力もかけてほしくない。最初から自分の本音に向き合って行動出来る人間を育てていきたいという思いで取り組んでいる。

瀬川さん
やりたい事を言葉にして、行動すること、起業以外でやりたい事を実現する時に100%を求めないことが大事 

照井さん
・やりたい事を言葉にする。高校の卒業時に「自分は方にハマらない」と宣言した

・選択の先に自分の幸せがあるかを考える。例えば留学する国を選択する際、エストニアを選択した。キレイな子が大勢いるからである。(笑)